3Dモデリングで最初に人間を作るのはおすすめしない

  • URLをコピーしました!

こんにちは。

この記事を開いたということは、3Dモデリング初学者の方が多いと思います。
メイキングなどを見て、自分にも出来そうと思い趣味や仕事にしたいなど目的は様々ですが挑戦を始めている方もいるでしょう。

頭の中のものなんでも形にできてしまう3Dモデリングは非常にわくわくしますよね。

中でも作りたい対象としても最も多いのが、ヒト型のアバターだと思います。

可愛い女の子や衣装、かっこいいフォルムのアバターなど、まずは挑戦して動かしてみたくなります。

そんなヒト型のアバターですが、初学者が最初に練習として挑戦してしまうと痛い目を見ます。
せっかく挑戦したのに、そこで無理と挫折してしまったらもったいないです。

理由としては、モデリングソフトは最初に覚えるべき基本操作が多く、操作を理解しないままチュートリアルをまねしても、言われたキーボードを押しているだけで、全く身につかないのが大きな原因です。

また、アバターを作る全体の流れを把握していないので、自分はどのフェイズを経てゴールに向かっているのかわからないのも一因です。

youtubeには素晴らしい動画がいっぱいありますが、どれもモデリングの一部分を切り取っているだけですからね。

そしてアバター作成には多大な時間がかかるので、最初の達成感を味わうのに数十時間かかることは避けられません。

今回は最初にヒト型のアバターを作ると初学者が挫折挫折してしまう理由と、何から始めれば良いか解説していきます。

3Dモデル触って最初期の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

初心者のアバター作成なぜ挫折しやすいのか

まずは最初に3Dモデリング初学者がアバターを作り始めると、何が起きるのか見ていきましょう。

操作がよくわからない

初学者が最初にアバターを作るときにすることは、動画の通りまねして操作することです。

一緒に作っていけば挫折しないだろと思われるかもしれませんが、実際はうまくいかないことの方が多いです。

初学者なのでBlenderを想定して話をしますが、まず同じ操作をしても動画と違う結果になってしまった経験のある方いますよね?

なぜそうなるかというと、ソフトのバージョンや初期設定等が異なるため挙動が微妙に違っているからです。

そして初学者はちょっとでも違う現象が起こると、何も知らないので対処することができません。
ましてや複雑な形状のアバターを作っているのであれば、完全に自分が何をしているのか見失ってしまうのです。

こうなるとわざわざ別で検索して、調査する必要があります。

しかし調査して答えが見つからないと、嫌になって挫折してしまうという流れです。
そもそも基本操作を理解していないので、調査すら難しい状態であることも追い打ちをかけることでしょう。

まずは基本操作はどのような挙動で、どんな時にする操作なのか理解する必要があります。

全体感を把握していない

アバター作りには様々な工程があります。

下絵の準備、頭や体、服など個々のモデル作成、テクスチャの作成、モーション関連等やること盛りだくさんです。

youtubeにはチュートリアルとして素晴らしい動画がたくさんありますが、そのほとんどは上記の工程を切り抜いたものです。

なので一連の工程を理解していないと、一つ一つの操作で何をしているのか理解ができません。
モデリングの練習をしている途中に、テクスチャ工程用に工夫しなければならない操作があってもピンときませんよね。

理解していないということは、その工程がちゃんとできていないのに突き進んでしまう可能性があるので、後戻りできないことも多いです。

そして先に進めず挫折することになってしまいます。

アバターはそもそもモデリングが難しい

イラストで机描けと言われるのと、人間描けと言われるのどちらが難しいですか?

絶対に人間ですよね。

机は1枚板と足数本で構成されていますが、人間を構成しているパーツは非常に多いです。そのパーツの中にも骨や筋肉があり形状が複雑です。

もちろんある程度デフォルメ化されていますが、それでも情報量は多いです。

そのためアバターを作るときは、感覚に頼らざるを得ない場面も多々あります。

例えばメッシュでモデリングするときに、下絵の三面図に沿ってモデリングしますが、三面図に描かれていない部分は、感覚でつなげていく必要があります。

これが初心者には非常に難しいのです。操作スキルがない人にとってはなおさらです。

動画では可愛いアバターができているのに、自分のアバターは異形の者なんてことも珍しいことではありません。

難しいものを作るからこそ、まずは基礎知識としてどのような操作ができるか?を知る必要があるのです。

もちろん造形のセンスもちょっとは必要ですけどね。

達成感を味わうのが相当先

アバター1体作るために初学者だと平気で数週間~1か月程度かかってしまうでしょう。

それまで達成感を味わうこともなく続けることができますか?

しかもそのモデルは当然へたくそで、完成したとしても不細工である可能性が高いです。

想像しただけで、ぞっとしますよね。

小さくても良いので、最初に何かをやるときは必ず達成感が必要になります。
そのため達成するために膨大な作業が要求されるアバターは、初学者には不向きなのです。

もっと簡単なモデルから初めて、完成できる喜びを知りましょう。

ついでにモデルを作成するために一連の流れも覚えてしまうのが得策です。

最初に練習として作ったウェブカメラです。途中で終わってますが。。

具体的になにからやれば良いか?

アバターが難しいのは分かった。

では何をすればよいのか?をご紹介します。

私は色々な教材や動画を見て取り組んで何とか継続できているので、今回紹介する方法であれば挫折する可能性も低いでしょう。

簡単なモデルから

まずは簡単な「モノ」を作りましょう。なるべくCADで描けるような、四角や丸を組み合わせた形状が好ましいです。

なぜかというと、微妙な曲線が含まれる形状はチュートリアルに選んだ動画と全く同じにはできないので、少しでも形状が変だとやる気をなくします。

モデル作成の道を外れてしまった初心者にとって、修正するという行為は意外と難易度が高いです。

なるべく最初は、四角や丸の組み合わせで動画と同じように作成できるものを選び、達成感を味わいましょう。

最後までやると、一連の流れも勉強できるので、そこもメリットです。

何から始めるかは、youtubeのサムネイルをみて直感で選んでも良いですが、Blenderのバージョンだけは注意してください。必ずバージョン2.8以降を選びましょう。

2.8以前のものを選んでしまうと、コマンド名も異なるし挫折率がアップしてしまいます。

また特にこだわりがないよーというかたは、以下の動画がおすすめです。
私も最初にBlender触ったときは、お世話になりました。

丸と四角を組み合わせた人形を作って、動かすまでを体験できます。

慣れてアバター作るならUdemy

アバターは最初に作ってはいけないといいましたが、いつかは挑戦することになるでしょう。

そこで操作に慣れてきて、アバターに挑戦するぞ!となったら私はUdemyにある講座をお勧めします。

youtubeにも良質なものはたくさんあるのですが、一部操作が抜けていたり、更新が途絶えていたりするものも多いので、途中から作れなくなってしまうことが起きやすいです。

なのでオンライン講座のUdemyで確実に一連の流れを学習した方が効率は良いです。
教えてくれる方もプロなので、癖のある操作などはしないはずです。

人気講座であればコメントに質問すれば、出品者が返してくれることもあります。

Udemyは月1とかで90%オフなどのセールをやっているので、時々チェックして狙ってみるのもありです。2万円台の講座が2000円台で買えますからね。。

ちなみにおすすめは以下の動画なので、アバター作成を最初に挑戦する方はぜひ受講してみてください。

UdemyのおすすめBlender講座

まずは簡単なモノから

アバター作りを最初に挑戦するハードルの高さを、すこしは分かってもらえたかと思います。

せっかく挑戦したのに挫折するのはもったいないと思い、初めて3Dモデリングを勉強したことを忘れないうちに記事にしました。

かっこいい、かわいい人型のアバターを作りたい気持ちは非常にわかりますが、まずはそこをぐっとこらえて、簡単なモデルから挑戦してみてください!

どんなものでも、出来上がったら絶対に達成感があるはずです!

皆様の挑戦の成功を心から願っています!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次